工事のタイミング

kowakenshi2007-11-17


タイトルから離れた部分からのアプローチになりますが、地球温暖化の影響について様々な事が言われています。
その中で、雨漏り調査員として気になる影響として「台風の大型化」があります。
アメリカ等でのハリケーン、日本国内での勢力の衰えない列島縦断台風などをみると、既に大型化・強力化の影響が出始めていると言っても良いでしょう。

経済面を見てみるとエネルギー関連で大きく変動が起きています。原油の高騰、代替燃料バイオエタノールの影響での穀物の需給不足など物価は今しばらく落ち着きを見せないでしょう。
また、食品・建築・建材・廃棄物などマナーを超えた部分(違法)の膿だしが相次ぎ、企業経営とは何かを考えさせられます。

住宅を考えると、サブプライムローンの影響での金利上昇抑制が働いている今(年内)はまだ良いですが、耐震偽装問題などから派生した確認申請の厳格化による手続きの遅れ、検査偽装による性能不足建材、増税など建物そのものの値段やローン支払い総額に影響を及ぼしそうな材料がいっぱいで住宅取得がますます難しくなりそうな気配です。

長い前置でしたがいよいよ本題(笑)
そんな中、既に住宅をお持ちの方は手を加えながら長く快適に住みたいとお考えの事と思います。
しかし「まだ大丈夫」の感覚は人それぞれで私たちへ工事を依頼される方たちの中にも「今はまだお金をかける必要はありません」と言う方から「今までよく我慢されましたね」と言う方までおられます。
一概に感性の問題で片付けられず、諸般の事情はお有りの事とは思いますが千差万別です。

迷った時の工事のタイミングは「年数」「表面上の変化」「性能劣化」「破壊」ではかってみてください。後ろへ行けば金額が増し、前へ行けば必要ない場合も有ります。表面上の変化と性能劣化の間くらいで工事をすると無駄な工事をしなくて済むような気がします。
貴方にとってにこやかな気持ちで気分をリフレッシュできる改修時期はいつですか?

そんな私のお仕事は、雨漏り調査・修理補修・防水工事は「宏和建資株式会社へ」です。

気質

気質(かたぎ・きしつ)と呼ばれる言葉があります。
この言葉は、良い意味に使われる事が多いような気がするのは私だけでしょうか。

と言うのは本日、とあるハウスメーカーが依頼している外注の検査会社の方の依頼で雨漏り改修の防水見積りをする為に現地へ伺ったのですが、余りにも思慮が足りない施工の為、少々憤りを感じたからです。

雨漏りの原因は、明らかに施工ミス。特別な収まりがあるわけでもない10年未満の建物でありながら2度も漏水。その場限りの補修。
お施主さんの信頼を失うのに十分な結果しか残っていませんでした。

そう言った施工をさせたのは、ハウスメーカーなのか防水業者なのか職人の独自の判断なのか定かではありませんが、余りにもお粗末。

悪い意味で「気質(きしつ)」と言えるのではないでしょうか。

お施主さんにも大変気の毒ですが、こう言った施工をされると同業である我々も被害を被ります。
なぜなら、その業者なり職人なりが責を負うだけでなく、その材料メーカーどころか漠然とした同系統の防水材全体の信頼まで失ってしまうからです。

本現場の場合、本来ならば同系統材料での改修(本来のやり方)で十分なのですが、信頼を失った今、無駄な工事を発生させ無理に他の方法を取らざるを得ません。

微に入り細に入り仕事を行い信頼を勝ち得てきた「職人気質」。
時には頑固と言われようとも一切の手抜きをしない。
それが職人であり、その集まりが企業であるはずです。

企業も色んな分野へ手を伸ばし販路拡大を余儀なくされた昨今。
更なる前進の為に可能性に掛けなくてはならないと言う経営者としての気持ちも解らなくはありませんが、一時のお金儲けのみに走る姿勢は納得できません。

件の様な企業や職人は自然淘汰されるでしょうが、正直に仕事として行っている全体まで「同類」と見られるのは心外です。
職人のみならず建設業に携わる全ての人に「職人気質」の復古を切に願います。

そんな私のお仕事は雨漏り調査・修理補修・防水工事は「宏和建資株式会社へ」です。

耐震補強

「8月9日の中日新聞朝刊の記事」で新潟県中越沖地震の折、40年前に取り付けた補強材のおかげで倒壊を免れたと言う気になる記事があった。
瓦葺の木造2階建ての店舗付き住居らしいのですが、ガラス1枚割れなかったらしいです。なぜか・・・

1960年代の新潟地震の時に建物が歪んだが建替えの余裕がなく補修を選択、その折に大工さんに勧められた「筋交い」を取り付けた事が決め手だそうです。

既存住宅の耐震補強工事となるとちょっとした高級車を購入する位の工事費が掛かってしまいますが、機能を限定して「人命を守れる1室のみ」とか「リフォーム工事のついでに」とか実情にあった優先度をもって工事すれば中古車並みの金額で補強する事も可能との事。

最近は、年収2千万円を越える裕福層が増えているなんて事も聞きますが、国民総中流社会どころか年収300万円社会を生き抜くだとか下流社会なんて言葉が多々聞かれる現在、件の商店主のように「直したいけど先立つものが・・・」って方が実は多いと思います。

「困った」と言う時に、手を差し伸べてくれるこの大工さんの様な職人さんまたは会社は探せばあるはずです。
友人・知人の紹介やインターネットなどを利用してに満足出来る確かな情報と知恵を手にしたいですね。

そんな私のお仕事は、雨漏り調査・修理補修・防水工事は「宏和建資株式会社へ」です。

近況

kowakenshi2007-07-26


台風一過の7月16日に隣接区に事務所移転をしました。
引越しとしての天候のみならず、雨漏り調査員としての仕事にも恵まれ大忙しの日々。
3週間休日無しで少々オーバーヒート気味です(^^;

今週に入り、ようやく荷物の開封・設置も終わり通常通りの営業が行える体制が整ったと言った感じです。

夏本番。
スタミナつけて頑張るぞ!

そんな私のお仕事は、雨漏り調査・修理補修・防水工事は「宏和建資株式会社へ」です

梅雨到来

ご無沙汰になっていた日記をまとめて一挙掲載!(^^;)

4〜6月は、選任された取引先の協力会役員の担当が東海4県の統括をはじめ下部組織に至るまで4つほど仰せつかっている為、会合が目白押し。
更に、弊社の事務所移転が決まり、準備に追われる毎日です。

本業の方はと言うと、入梅前の大雨の影響で調査以来が殺到し、思う様にご希望に添えず失礼をしまう等、情けない思いを抱きつつ処理能力120%で頑張っております。
(ご希望に添えなかったお客様。本当に申し訳ありませんでした。)

いよいよ梅雨本番!
より一層の努力精進を重ねますので、変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い致します。

被害の判らない雨漏り

この所、BLOGの更新が後手後手になっていて拙いなと思いつつも、年度末から年度初め・歓送迎会と業務否業務に関わらず忙しいを理由に、冷や汗を垂らしながら口笛を吹く日々が続いております。(;´3)〜♪

本題に入りますが、最近工事が終了した現場で事例として挙げるのも良いなと思うものがあったので、雨漏り調査員の日記に掲載します。

その物件は、工務店監理の外壁の塗り替えから派生した防水改修工事だったのですが、当初の理由は「どうせ工事するなら一度に」と言う程度のものでした。
そこで現地を確認させて頂き不具合の程度を見てみたら「?」と思われる箇所が点在。
それを元にお見積となったのですが、「結構掛かるね」がお客様の第一声でした。

理由をお話し、「既に雨漏りしています」と言ったのですが、実害がほとんど無いので実際に状況をお見せしないと言葉だけで理解を得ると言うのは、やはり難しい・・・。
そんな状況であったにも拘らず、幸運にもご発注頂け工事を開始。当たりを付けた箇所数箇所を切開すると「ビンゴ!」晴天が続いているにも関わらず防水層の下では見事に水が溜まり流れていました。(写真)

工事を完了した時にはお施主様に、日々の作業内容・監理もお褒め頂き「仕事仲間にも紹介して回る」と言って頂け金銭に換えられない喜びを追加で得ることが出来ました。

そこで、タイトルの「被害の判らない雨漏り」ですが、ある種の偶然(必然?)の重なりによって起こった事例で、建築当初の仕様が鉄筋コンクリート造のアスファルト押さえ防水で経年後カラーウレタン通気工法による改修工事・補修工事がしてあり、問題となっていたのが両防水端末処理方法と通気工法の部分的補修で、良かった点が最重要部に限って建築当初の防水が生きていた事。その結果が、室内に滴は垂れないけれど漏っているという「被害の判らない雨漏り」。

この事例は、防水工事業者にとって、端末処理の重要性や工法の選定の重要性を教え、そしてお施主さんの「予防保全」の意識の必要性を教えてくれる見方を変えれば良い現場でした。


そんな私のお仕事は、雨漏り調査・修理補修・防水工事は「宏和建資株式会社へ」です。

イベント

kowakenshi2007-04-01


4月1日 エイプリルフール
愛知県北部の取引先のイベントに参加してきました。
と言っても企業ブースを出展したのではなく
お手伝いで豚汁をよそっていただけですが(^^;

春と秋に催される恒例イベントで、地元の方々にも定着しつつある様で年々来場者数が増え、今回の来場は1700名を越えたとか・・・
一地元企業のイベントなのに凄いな〜と感心。

次の開催は秋。
お客として遊びに行きたいなぁ〜。(^^)


そんな私のお仕事は、雨漏り調査・修理補修・防水工事は「宏和建資株式会社へ」です。