100年住宅などなど

kowakenshi2008-02-20


このところ、雨漏り調査において内部結露であったり地下水の染み出しであったりと、建物の構造や敷地環境などを要因とするトラブルのご相談が増えております。また、給排水管の漏れなども極稀にあるので分からないような時は、とりあえずご相談ください。

それはさておき、以前このブログにおいて書いた中古住宅を認める価値うんぬんが日本においても現実味を帯びてきた様です。
100年住宅構想や住宅修繕履歴書など、土地価格での中古物件売買でなく、基準を設けて上物(建物)の価値を見出そうと業界のみならず日本国として考えていこうという事らしいです。

そんな中、昨日の報道番組中の1特集で上記の様な流れを考えた新築住宅を紹介していました。
体力壁(構造的に建物を支える壁)を建物外周に極力配置する事によって、部屋を区切る間仕切壁の自由度を上げ(同一建物でのプランの多様化)、更に将来のリフォーム時の解体部分を減らすことによってリフォーム費用を下げようというもの(アキュラホーム)
マンション等の高層物の場合も、電線やパイプシャフト(給排水管を通す場所)を居住部から外し共用部に設け床下の横配線・横配管で繋ぎ居住部の出っ張りや壁内埋め込みを減らしリフォームをし易くするというもの。維持管理も比較的容易そうですね。(UR)

住宅リフォームを計画・相談された方は分かると思いますが、上記のような場合、若干工費が上がる様な事を言っていましたが、どちらも「いいな」と思う工夫だと思います。
未だにスクラップアンドビルド(壊して建てる)の意識に集中し、耐震偽装なんて事に頭を使わないで、こういった工夫をゼネコンやハウスメーカーに求めたいですね。

そんな私のお仕事は、雨漏り調査・修理補修・防水工事は「宏和建資株式会社へ」です。

今日の写真は、本文と関係ない「弾性塗料に水が染みたらどうなる」です(笑)